私たちは、「国際人材の育成」をミッションに掲げるスクールです。
漠然と「海外」に対して、初めての海外旅行で知った異世界感の楽しさに始まり、海外留学時に、世界中の学生と多言語環境で意見を述べたり、会話したりすることが当たり前とされる 中で、苦労しながらもかけがえのない友達や忘れられない経験を得ました。同時に、自分の表現力や知識の乏しさ、特に幼少期の教育体験の機会の差を痛感しました。例えば、幼少期から 異文化交流が日常的であったり、第一線で活躍する専門家が小学生にレッスンを提供したり、最新の教育が容易に受けられる環境が整っていたりと、生活環境における有価値な教育機会の 差が存在することを実感しました。現実に、地方と都心の教育格差は、教育機会やリソースの差異として顕著です。都心では豊富な教育資源や専門的なプログラムに容易にアクセスできる 一方、地方では選択肢が限られがちです。この格差は学びの質や生徒の将来の選択肢に直接影響を与える可能性があります。
しかし、私たちは教育が単なる知識の習得だけでなく、人との触れ合いを通じた実体験にも価値があると考えています。生活環境による教育機会の格差を是正し、この地域の子どもたちに有価値な教育体験を提供するためにスクールをスタートしました。
これからのVUCA(不確実で変動の激しい)時代において、私たちのサポートを通じて、子どもたちが自己を失わずに表現し、自分のあるべき場所で活躍できる国際人材に成長してほしいと考えています。私たちのスクールでは、ユニークなキャリア、知識、スキルを活かし、地方の強い地域コミュニティの結びつきを通じて、自己理解や社会性の向上に貢献する貴重な教育体験を提供します。これらの取り組みを通じて、子どもたちの可能性を最大限に引き出すことを目指しています。
18歳の時、友人達と初めての海外旅行でアメリカを訪れました。見るものすべてが新鮮で、 多様な人々や建物、街の看板やお店に目を奪われました。目的地へ向かう途中、どの電車に乗ればいいのかに迷って駅のプラットフォームで立ち往生していると、コーヒーを片手に持った 金髪の女性が声をかけてくれました。
「May I help you?」
焦りつつも学校で習った拙い英語とジェスチャーでなんとか道順を教えてもらい、感謝の気持ちを伝えると、
「No problem, dear each other!」
と微笑みました。(無事に目的地にたどり着けました。)
その時、他言語での会話の楽しさを初めて感じました。この時の嬉しさやワクワク感は今でも鮮明に覚えており、このシーンは頭の中に強く残っています。そして、「やってみること」の重要性を体感した瞬間でもありました。この経験が、異文化への興味や感動、そして言語の壁を越えてコミュニケーションを取る楽しさを私に教えてくれました。また、見知らぬ土地で異なる文化や価値観に触れることで、視野が広がり、挑戦することの意義を実感したことで、世界が一つの大きなコミュニティであることを強く感じました。
さらなる挑戦として、私はスペインへ1年間の交換留学を経験しました。スペインでは、EU諸国を中心に世界中から集まった学生たちと交流しました。
言語習得には時間がかかり、なかなか自己表現ができなかった時、海外の友人がユーモラスな動きで私を笑わせてくれ、その動きを見よう見まねでやってみたことで、集団の中に溶け込むことができました。その楽しさは当時毎晩のようにFacebookで共有され、留学生全員で楽しみました。
様々な言語が飛び交い、文化やアイデンティティが交錯する中で、とにかく自分自身を主張 し、自分の存在をしっかりと表現し示すことの重要性を学びました。表現できなければ存在価値がないかのように扱われる場面もありました。それでも挫けることなく挑戦するためには、 受け皿となるコミュニティが必要であることも学びました。
このような実体験を通じて、言語によるコミュニケーションと非言語によるコミュニケーションの楽しさとコミュニティの大切さを実感しました。また、それ以上に、自分を表現することが重要であり、そのための手段はいくつもあることを感じました。
これは私たちが生活している日本でも同じだと考えており、都心や地方、年齢を問わず、小さな頃から経験し、主体性や挑戦する気持ちとコミュニケーション能力を育んでほしいと思っています。
幸運にも、保育園という場所で未就学児の子どもたちやその保護者と関わる機会を持ちました。私自身の経験が全てではありませんが、世界でも日本でも、会社でも学校でも家庭内でも、自分自身を表現することが求められるはずです。その時に最高の自分を表現できるようになってほしい。そのスキルで世界を目指してほしい、そんな思いでこのスクールを開校しました。
このスクールでは、子どもたちが自分たちの夢に向かっていけるように、ユニークな経験を持つ人物との交流を通じて、将来の選択肢を増やすことができます。スキルは人間の成長と同じように、長い時間をかけて身につけるものです。その過程で自分の負の感情に向き合い、少しずつでも前に進めるように、人間的にも成長してほしいと考えています。
また、この地域に恩返しをしたいという思いから、教育を通じて地域活性化に貢献したいと考えています。子どもたちが世界中で活躍できるようになること、そして成長した後もこの地に戻り、自分のビジョンを持って活躍できるような人材になってほしいと願っています。
私たちのスクールは、地域の発展と子どもたちの成長を結びつけ、子どもたちが地域の一員として誇りを持ち、将来にわたり地域に貢献できる人材を育てることを目指しています。
私たちがより多くの子どもたちと関わることで、地域における「教育による地域活性化」にもつながると強く信じています。この場所で生まれ育ち、世界中のあらゆる場所で活躍できる ように。そして、社会人になりこの場所に戻ってきても、自分のビジョンを掲げて活躍できるように。そんな国際人材を育てるために、強い思いでこのスクールを開校いたしました。
このスクールでは、子どもたちが少しづつ、しっかりと学びための安心な環境を保障し、未来に向けての第一歩を踏み出せるようサポートします。